【割と弾ける方向け】ギターコードの仕組み -メジャーコード編-

ギター(やピアノなど)で伴奏をする時などに使われるコード。

日本語だと三和音と呼ばれる。つまり3つの音を同時に鳴らしたもの。

Cなどとだけ書かれている一番シンプルな明るい響きのものをメジャーコードという。

このページはそのメジャーコードの仕組みについて書いていく。

※わかりやすくしようとした結果、とてもザックリです。

 

 

どのメジャーコードも構造は同じ。

基準の音を1として(ルート音という)、そこから3音目(3度という)の音と5音目(5度という)の音を加えたのが3和音のメジャーコード。

例えばCのコードだと、Cを1音目ルート音として、そこから3度を数えるとE、5度はG。

 

34が近いのは、半音しか離れていない事を表してます

この1、3、5番の音、CであればC、E、Gを同時に弾いたものがメジャーコード。

Aなら3番目はC…と行きたい所だけど、実際に弾くとこの場合は暗く感じてしまう。実はAから見たCは2.5音分しか離れてないのだ。

耳にするとピンとくるけどこれがAm(エーマイナー)など小文字のmが付くマイナーコードの事なのだが、これはまた別の機会に。

この場合Cの半音高いC#がちょうど3番目になる。5番目はE。

これで同じく1、3、5でAメジャーコードとなる。

なんで1番目と3番目と5番目の組み合わせがスタンダードなのか。

人間がそう感じるからそうなった、としか言いようがないと思っている。

もうちょっと掘り下げると、音というのは空気の振動で、2つ以上同時に鳴らした音の振動の数がうまく調和すると、人は明るく感じたり暗く感じたりする。

基本的には振動の数(周波数)が整数倍された音を重ねると調和がとれるとされていて、例えば周波数がちょうど2倍だとオクターブ上(Cがルート音とすると、高い方のC)、1.25倍が3度、1.5倍が5度。これがメジャーコード、3和音の構成だ。

その他の音を重ねると、もちろん響き方も変わってくる。

高度な重なり方だとなんだかパリのカフェでコーヒーを飲んでるような響きになったり、森の中で神秘的な生き物に出会ったような気分になったりする。

逆に綺麗に重なり合ってないと気持ち悪く感じたり(不協和音)、雑音、雑踏として脳に認識されたりする。

 

ギターは構造上、同じコードでも押さえ方がいくつかある。

Cだといくつか代表的な押さえ方があるけど、例えばこの2つ。

先程のコードの仕組みと照らし合わせると、メジャーコードは3つの音で構成されてるので、たくさん押さえている様でも実は(オクターブが違うが)3つの音しか含まれてない。

チューニングが一般的なレギュラーだったとして、Cを押さえた時に鳴っている音を調べるとこうなる。

 

ご覧のように3音だけだ。

Aだとこう。

逆にいうと、こういったコードの仕組みを知っておけば、リズムギタリストがオーソドックスなコードフォームを弾いている傍で、同じ構成音の異なるコードフォームを探して弾けば、アレンジができて楽曲に広がりが出る。

また、比較的早く探せるようになる。

 

●参考にしたサイト

理論がわかると楽器が面白い

 

●参考文献

ギターマガジン1999年10月号「ビートルズがコード進行で用いた10の技法を解明する〜コード理論に対する予備知識〜」

 

ギターマガジン2000年2月号「コード・ブックにさようなら」

 




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