シン・ゴジラを観た

※この記事は2016年8月5日にtumblrで公開していたものの再掲載です

 

これからシン・ゴジラを観ようと思ってる人は、これより先は読まない方が楽しめます。

 

 

 

 

賛否両論だが、僕はとても楽しく観れた。
ゴジラは小学校中学年くらいまでは毎年観に行っていたし、庵野秀明が監督したエヴァンゲリオンやアニメ彼氏彼女の事情が好きだったので、嬉しい組み合わせ。そんなワケで、双方のライトなファンの僕が感じた事を書く。

●豪華な役者陣
主役から端役まで、メジャーな役者さんが多数出ていて、なんでしょうね、それだけで贅沢な気持ちになるの。

●戦闘機、電車などの好きさが表れた撮り方
戦闘機、戦車、電車が活躍する場面が多数。素人目だけど、やたらこだわって撮ってる感があって、「お好きなんですね…」と微笑ましく思った。

●政府の対応の遅さ→後半のスピード感
色んな所に許可を取ってからでないと動けない政府の対応の遅さ。現実でも大きな組織の遅々として進まない状況にイライラさせられる大人も多いと思う。
その分、後半に体制が変わり、スピーディに決断して実行に移していく流れは気持ち良い。また「現実でもこうあったら良いのにね」という思いが見えるようで痛快でもある。

●震災的な怖さ。戦後の初代と似ている?
ゴジラが東京の街を破壊していく様子は、東日本大震災を彷彿とさせ、非常に怖かった。想像以上にキツかった。
1作目のゴジラが、戦後9年しか経ってない段階で復興途中の日本を壊して回っているのになぞらえてるんだと思うけど、1作目をリアルタイムで観た人達もきっと度肝を抜かれただろうな。
どちらも核実験や廃棄を続ける事の危惧を恐怖で表してると思うけど、シン・ゴジラの方が危惧感は薄かったかも。「こういうシーンを撮りたいんだ!ワクワク!」感が割と前に出てる気がして、それはそれで楽しい。

●後半の希望
やっぱり震災以降、閉塞感に覆われた日本に対するエールなのかなと思える最後の流れ。
照れくさいほどにストレート。

個人的には、冷却剤をゴジラへ注入させるために接近してた第1波の自衛隊の方々が全滅するも、それを見ていたはずの第2波の隊がひるまずゴジラへ接近していき、見事完遂した場面は、現場の隊員の方々の覚悟に感動した!

 




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