音楽仲間と話していて、頭に残った事を膨らませてみる。
ハイ・スタンダード/Ken Yokoyamaのギタリスト、横山健の特徴的なフレーズ、横山健たらしめているパターンがいくつかある。
僕が10代〜20代(2000年前後)の時に横山健をコピーし漁って、「これ自分のアドリブとか、オリジナル曲に使えるんじゃない?」っていうパターンを1つ紹介したいと思う。
僕の中では「5弦ルートのセーハ・フォームの、薬指で3つ押さえるとこを軸に弾くフレーズ」という長ったらしい名前で呼んでいる。
つまり、ギターを弾く人にはお馴染みの、Fより難関なこの押さえ方。
の、この部分を使ったフレーズ。
横山健の場合、こう使う事が多い。
人差し指で図の中央の濃い青の縦2箇所を同時に押さえて、中指と薬指(もしくは小指)でフレーズを作る。
具体的に曲でいうと、「Stop The Time」のギターソロ冒頭部分。
「Dear My Friends」のギターリフ。
後は2017年に発売されたハイスタのアルバム「The Gift」の1曲目「All Generations」のリフ冒頭などがそう。
ちなみに横山健は曲のキーになっているコードの「薬指で3つ押さえる部分」を使って弾いているので、曲のキーが理解できれば「あれ、どこ押さえるんだっけ?」とならずにすぐに思い出す事が出来る。
例えば「Stop The Time」のキーはD。
なので5弦ルートのDはここなので、
この部分を使ってギターソロに入る、と紐づけられる。
「Dear My Friends」のキーはB。
5弦ルートだとここ。
なのでリフはここを押さえるんだな、となる。
「All Generations」は、キーがStop The Timeと同じDなので押さえるポジションも同じだ。
こういう風に覚えると思い出しやすいし、オリジナルとかその場でソロを考える時などに「キーのコードがこれだから、5弦ルートの薬指で押さえるとこを軸にフレーズ考えてみよっかな」みたいな感じで引き出しにしやすい。