浅井健一個展「Candy Store」に行ってきた

ミュージシャンのベンジーこと浅井健一の個展を観に、飯田橋駅近くにあるギャラリー「Roll」に行って来た。

僕も一応絵を描くので、おこがましいが自分が普段描く感じと比べてこうやってるのかなるほどー!と思った事を書く。

ベンジーの絵って「ここに描かれたこの人はこういう人で、このお店はこういうお店で、この街はこういう街なんだ」というベンジーならではのイマジネーションが、嬉々として描き込まれてるところが好き。

僕が絵を描く時は「なんかクラゲの絵が合いそうな色合いだからクラゲにしよっかなー」くらいの気持ちで描く。

でもきっとベンジーだったら(ベンジーに限らないとは思うけど)例えば「このクラゲはこういう海に住んでて、こういう事が好きで、たまにこういう事をやるのが趣味なクラゲなんだ」くらいまで創造して描くだろうなって事がなんとなく絵から透けて見える。だから絵の世界がより明確にはっきりしていて、その世界をイメージしやすいし、その中に入って頭の中でより遊べる。

ずっと水彩だと思ってたけど、原画を観たら水彩じゃなくてアクリルだった。

塗りは素朴だけど、バイクや車、建物などの細かいところがすごくキュートに、ファッションやデザインにすごくこだわって描かれてる。
背景や空はのびやかにぶわーって塗られてて、人や乗り物、建物は細かい。それでグルーヴができてる。そこも好き。

あと、手書きアルファベット文字が可愛い。上手い。

自分も絵を描くもんだから、額装どうやってるんだろう?ってところも見てしまった。
とてもシンプルだった。いわゆる美術館的な額装とは違うシンプルな感じ。あ、これでもいいんだってなんかストンときた。
2年前まで僕はただ絵を描いてただけなので、いざそれを額装となると、詳しいサイトにこう描いてあるけど、こうした方が立派なのかな?それともああした方がいいのかな?って悩んでたけど、そうだよな、とりあえずやってみる事だよな、ってなんかロックを聴いたあとの感想みたいな事を一人勝手に思った。

絵に合っていればシンプルでもいわゆる美術館的なのでも、どちらでも正解なんだよね。

結論。もっと深く自分のイメージの中に潜り込んで、楽しんで絵に描き表せば良いのだ。

ギターの展示も2本あって、メインでずっと使用されてたグレッチのテネシアンと、ディズニーランドへで弾いてたというオベーションが置いてあった。
間近で観る事ができて興奮した!

⚫︎浅井健一個展Candy Storeのページ

https://yf-vg.com/roll/kenichi.asai-candy.store.html

⚫︎浅井健一のサイトSEXY STONES RECORDS

https://sexystones.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です